■ 研究室
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■ 学位
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~2005/03
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広島大学 文学研究科 博士課程後期英語学英文学専攻 博士課程修了 博士(文学)
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■ 研究概要
20世紀のイギリス小説について研究している。特にE・M・フォースターらの「イギリスらしさ」の系譜と1950年代以降の非英国系作家(サルマン・ラシュディやカズオ・イシグロ)たちの系譜を突き合わせることで、英国人にとっての「国民性」とは何かを明らかにすることを目指している。
近年は記憶研究(Memory Studies)へと研究対象を拡大しており、記憶というものがどのように表現されてきたのかという問題を、文化的産物から考察する。現在は17世紀頃から現代までのイギリスを中心としているが、将来的にはドイツの産業遺産など他のヨーロッパ諸国との関連性も調査したい。また日本における記憶と歴史の表象にも拡大してゆきたい。
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■ 専門分野
文学一般 (キーワード:記憶研究(Memory Studies)、英文学(20世紀以降のイギリス小説)、カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro))
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■ メールアドレス
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■ 産学連携テーマ
専門は20世紀以降のイギリス小説。特にカズオ・イシグロの小説を中心に研究を行ってきた。 また最近は、小説における倫理や道徳の問題についても関心が向いており、イアン・マキューアンからアイリス・マードック、ジェイン・オースティンへと遡る小説に現れる道徳哲学の系譜を調査してゆく予定である。
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■ 所属学会
1.
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新英米文学会
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2.
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日本英文学会
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3.
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日本英文学会関東支部
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4.
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日本英文学会中国四国支部
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■ 著書・論文・作品
1.
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著書
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『カズオ・イシグロを読む』 (単著) 2022/10/25
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2.
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著書
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『記憶と人文学』 (単著) 2021/05/31
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3.
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著書
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『カズオ・イシグロ 失われたものへの再訪』(三村尚央訳) (単著) 2020/10/30
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4.
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著書
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『カズオ・イシグロと日本 幽霊から戦争責任まで』 (共著) 2020/10/15
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5.
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著書
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『よくわかるイギリス文学史』 (共著) 2020/03
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6.
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著書
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『カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を読む』 (共著) 2018/09
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7.
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著書
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『カズオ・イシグロの視線 ――記憶・想像・郷愁――』 (共著) 2018/08
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8.
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著書
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記憶をめぐる人文学(アン・ホワイトヘッド著 三村尚央訳) (単著) 2017/08
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9.
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著書
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『英米文学を読み継ぐ』
「過去を想像(創造)することのモラル ―イアン・マキューアンの『贖罪』を読む―」 (共著) 2012/03
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10.
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著書
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『英文学の地平』( 「イギリスらしさの探求として読む『わたしたちが孤児だったころ』 ) 217-238頁 (共著) 2009/11
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11.
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著書
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『フィルム・スタディーズ事典』 (共著) 2004/07
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12.
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論文
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「騙り手」の誕生 --Ian McEwan "My Purple Scented Novel"の語りを叙述的アイデンティティ(narrative identity)として読む New Perspective 50(2),27-31頁 (単著) 2020/02/14
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13.
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論文
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Kazuo Ishiguro, Never Let Me Goが示す想像力による抵抗の可能性 New Perspective 49(1),48-55頁 (単著) 2018/07
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14.
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論文
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Kazuo Ishiguroの小説作品における「アート」の役割 ――Never Let Me Goを中心に―― 広島大学英文学会 62,91-104頁 (単著) 2018/03
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15.
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論文
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「より良きノスタルジアのために カズオ・イシグロ『わたしたちが孤児だったころ』」 『ユリイカ』平成29年12月号 特集「カズオ・イシグロの世界」 177-185頁 (単著) 2017/12
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16.
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論文
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Bridget Jones三部作での独身女性の進化 ――スピンスター、シングルトン、そして「すべてを持つ」不労シングルマザーへ―― New Perspective 47(2),18-28頁 (単著) 2017/02
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17.
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論文
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記憶はジェンダー化されうるのか――記憶とジェンダーの関係についての一考察―― New Perspective 47(2),29-33頁 (単著) 2017/02
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18.
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論文
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イアン・マキューアン『甘美なる作戦』での想像力による他者理解の可能性 New Perspective 46(2),14-23頁 (単著) 2016/02
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19.
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論文
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カズオ・イシグロの作品における個人の価値を表現(perform)するものとしてのアート New Perspective 45(2),17-26頁 (単著) 2015/02
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20.
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論文
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「善きものに触れるために――『海よ、海』と『善の至高性』におけるアイリス・マードックの注視について――」 新英米文学研究 43(1),34-43頁 (単著) 2012/07
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21.
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論文
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The Potential of Art as a Means to Keep Inner Freedom in Kazuo Ishiguro' Never Let Me Go Eibeibunka - The Studies in English Language, Literature and Culture (42),pp.1-13 (単著) 2012/03
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22.
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論文
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教養教育としての体育と外国語教育 体育・スポーツ哲学研究 33(2),123-137頁 (共著) 2012/03
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23.
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論文
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1年次英語教育における構造把握能力の育成とその効果 千葉工業大学研究報告 人文編 (49),73-80頁 (共著) 2012/02
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24.
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論文
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学際的教養教育としての身体 千葉工業大学研究報告 人文編 (49),17-22頁 (共著) 2012/02
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25.
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論文
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種目特性と授業形態を探求課題とした教養教育としての大学体育:フラッグフットボールと他大学との交流試合を事例に 大学体育学 (8),75-88頁 (共著) 2011
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26.
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論文
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研究活動への動機づけとしての大学体育 大学教育学会誌 32(1),129-133頁 (共著) 2010/05
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27.
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論文
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A Study of Historical Narrativity in When We Were Orphans and Other Novels of Kazuo Ishiguro 千葉工業大学研究報告 人文編 (47),31-37頁 (単著) 2010/03
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28.
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論文
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A Study of the Function of Distance in Kazuo Ishiguro’s The Remains of the Day 『中国四国英文学研究』 (3),89-96頁 (単著) 2006/10
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29.
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論文
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「未来に向けてのノスタルジー —Kazuo IshiguroのWhen We Were Orphansが示す探偵の想像力」 『中国四国英文学研究』 (1),75-85頁 (単著) 2004/10
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30.
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論文
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「上海と沼地 —Kazuo IshiguroのWhen We Were OrphansとGraham SwiftのWaterlandにおける歴史観についての一考察—」 『Phoenix』 (61),26-42頁 (単著) 2004/06
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■ 研究題目
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