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    (最終更新日:2024-03-27 16:25:55)
  スギヤマ カズナリ   Kazunari Sugiyama
  杉山 和成
   所属   千葉工業大学  情報変革科学部 教育センター(情報変革科学部)
   職種   教授
■ 学位
1. 筑波大学 卒業 博士(理学)
■ 研究概要
リーマン・ゼータ関数など整数論で重要な特殊関数の著しい性質として、関数等式(対称性)をみたすということがあるが、このような関数等式の根拠を説明する理論のひとつが、概均質ベクトル空間の理論である。概均質ベクトル空間の理論により、線形代数で登場する行列式などから、関数等式をみたすゼータ関数が系統的に構成できる。このようなゼータ関数は、整数論のみならずさまざまな分野と関係しており、たとえば、ゼータ関数の極の位置を記述するb-関数というのは、代数群の表現論においても登場する。概均質ベクトル空間の理論のすぐれているところは、これらの不変量が具体的に計算できるという点であり、実際に計算してみると当初の予想とは異なった結果になっていたりするのが面白いところである。
■ 専門分野
代数学 (キーワード:概均質ベクトル空間) 
■ 所属学会
1. 日本数学会
■ 著書・論文・作品
1. 論文  The modularity of Siegel's zeta functions Research in Number Theory 10(31),pp.1-38 (単著) 2024/03/22 Link
2. 論文  概均質ゼータ関数の定義と基本的性質(1変数の場合) 第30回整数論サマースクール報告集「概均質ベクトル空間論の発展」 19-52頁 (単著) 2024/01/31 Link
3. 論文  The modularity of Siegel's zeta functions 京都大学数理解析研究所講究録 2264,127-142頁 (単著) 2023/08
4. 論文  Shintani correspondence for Maass forms of level N and prehomogeneous zeta functions Proceedings of the Japan Academy, Series A, Mathematical Sciences 98(7),pp.41-46 (単著) 2022/07/14
5. 論文  Converse theorems for automorphic distributions and Maass forms of level N Research in Number Theory 6,pp.1-59 (共著) 2019
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■ 研究題目
1.   概均質ベクトル空間 個人研究 (キーワード:概均質ベクトル空間、b-関数、ゼータ関数)
2. 2022/04~2027/03  概均質ゼータ関数と保型形式の関連 基盤研究(C) 
3. 2013/04~2016/03  概均質ベクトル空間のゼータ関数と保型超関数の関連 基盤研究(C) 
4. 2010/04~2013/03  放物型概均質ベクトル空間と表現論との関連 若手研究(B) 
■ 教育上の能力
●教育に関する発表
1. 2011/11 学部教育シンポジウムにて教育業績表彰対象(題目:「FDノート」を利用した教授法の改善について)