オザワ シュンペイ
Shumpei Ozawa
小澤 俊平 所属 千葉工業大学 工学部 先端材料工学科 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 千葉工業大学 工学研究科 先端材料工学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 溶鉄の表面張力測定に及ぼす試料蒸発の影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 熱物性 |
掲載区分 | 国内 |
著者・共著者 | 高橋優,小澤俊平,福山博之,渡辺直行 |
概要 | 金属融体の表面張力測定では,酸素が強力な表面活性元素であるので,試料近傍の雰囲気酸素分圧を明確にする必要がある.この時,試料の蒸発が発生する場合は,金属蒸気と気相中のO2分子やH2O分子が反応し,酸化物を生成することで酸素が消費されるため,試料近傍での酸素分圧が低下する可能性がある.本研究では溶鉄の表面張力測定において,酸素分圧に及ぼす試料蒸発の影響を調べるために,分子間衝突と熱力学的平衡を考慮して,試料近傍における酸素分圧について検討した.その結果,およそ2080K以上ではO2分子やH2O分子はFe蒸気と頻繁に衝突するが,FeOの生成に伴うH2Oの消費は極めて少なく,試料近傍の酸素分圧に対して,Fe試料の蒸発は殆ど影響しない事が明らかとなった. |