オダ リョウコ
Ryoko Oda
小田 僚子 所属 千葉工業大学 創造工学部 都市環境工学科 千葉工業大学 創造工学研究科 都市環境工学専攻 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | ドップラーライダーで観測された平均風速鉛直分布の変動 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 土木学会論文集B1(水工学) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 土木学会 |
巻・号・頁 | 78(2),I_325-I_330頁 |
総ページ数 | 6 |
著者・共著者 | 伊藤雄基,小田僚子,稲垣厚至,清野直子 |
概要 | 地上近傍の平均風速の鉛直分布は対数則に従うとされているが,非定常に変化する平均風の挙動により対数則から外れる時間があることが指摘されている.また,その成立高度に関する定量的評価の知見が少なく,時空間変動についても不明な点が多い.そこで,茨城県つくば市と東京都目黒区でドップラーライダーを用いた平均風速の鉛直分布観測を行った.対数則が成立するとされる慣性底層は一般的に高度約100 mまで発達すると言われているのに対し,高度200 m以上で観測される5~6時間周期の風速変動に応じて,対数則に従う速度分布が高度500 m以上まで達することが分かった.また,接地境界層内のスウィープ現象が上空の風に対応して時間変動しており,接地境界層内外の低周波変動がもたらす運動量交換を促進している可能性が示唆された. |