オダ リョウコ
Ryoko Oda
小田 僚子 所属 千葉工業大学 創造工学部 都市環境工学科 千葉工業大学 創造工学研究科 都市環境工学専攻 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 街区放射モデルを用いた黒球温度の算出および移動気象観測値との比較検証 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 土木学会論文集B1(水工学) |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 75(2),I_25-I30頁 |
総ページ数 | 6 |
著者・共著者 | 河野恭佑,小田僚子,稲垣厚至 |
概要 | 都市街区スケールにおける熱環境評価を行うために街区放射モデルSOLWEIGを用いて,出力される平均放射温度(MRT)から黒球温度を算出し,移動気象観測値と比較・検証を行った.モデルでの計算値は実測値と比較して約6℃のバイアスが生じ,変動も大きく異なっていた.この理由として,検証で用いた実測値では雲や日陰状態の変化に伴い気象場も局所的に変動しているのに対し,モデルでは初期条件として対象領域に一律の気象データを入力していることが挙げられる.計算値の平均放射温度(MRT)は気温・相対湿度・全天日射量と線形および3乗の関係がみられることから,これに従う近似式を考案した.これらを基に計算値のMRTを補正し,黒球温度を推定した結果,実測値の変動を概ね捉えられることが確認された. |