ワダ コウジ
WADA Koji
和田 浩二 所属 千葉工業大学 惑星探査研究センター 惑星探査研究センター 職種 主席研究員 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | その場年代計測装置による月惑星年代学探査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本惑星科学会誌(遊・星・人) |
巻・号・頁 | 21(3),267-275頁 |
著者・共著者 | 長勇一郎, 諸田智克, 三浦弥生, 亀田真吾, 吉岡和夫, 岡崎隆司, 並木則行, 荒井朋子, 小林正規, 石橋高, 大野宗祐, 千秋博紀, 和田浩二, 橘省吾, 渡邊誠一郎, 古本宗充, 本田親寿, 杉原孝充, 石原吉明, 大竹真紀子, 小林直樹, 唐牛譲, 武田弘, 寺田健太郎, 鎌田俊一, 佐伯和人, 小林進悟, 國井康晴, 大槻真嗣, 杉田精司 |
概要 | 月面クレータ記録とアポロ試料の年代測定結果との対応付けによって,クレータ年代学という絶対年代計測の手段が獲得され,我々は太陽系内側部における天体衝突史や月惑星表面上で生起したさまざまな現象を時間軸の目盛り入りで理解するに至っている.しかし太陽系の年代学には未だ大きな不確定性があり,後期重爆撃期や巨大惑星大移動の有無,火星絶対年代スケールの獲得などが重要問題として残されている.将来の月惑星着陸探査によってこれらを解決し,太陽系進化の描像をより具体的に得ることは今後の重要な科学目標である.我々は,今後10 年の惑星探査に不可欠な手段と考えられる「その場年代計測装置」の開発と,それを月探査に応用したミッション提案を行ってきた.本稿では着陸探査による年代計測の科学的重要性,装置開発の進捗状況と現状の問題点,及びミッション提案の概要について説明する. |