モチヅキ エツコ
Etsuko MOCHIZUKI
望月 悦子 所属 千葉工業大学 創造工学部 建築学科 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 千葉工業大学 創造工学研究科 建築学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | パーソナル・スイッチによるアンビエント照明の個別制御がオフィス執務者の視環境・省エネルギーに与える影響に関する研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本建築学会環境系論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本建築学会 |
巻・号・頁 | 82(742) |
著者・共著者 | 金政秀 |
概要 | パーソナル・スイッチを用いたアンビエント照明の個別制御を導入した実際のオフィスにて実測調査を行い、照明消費電力の削減効果と執務者の視的快適性を検証した。本研究で調査したオフィスでは、着席率が約30~60%で推移していた。個別制御システムの導入により照明消費電力量は継続的におおよそ半減された。室全体の平均照度は下がるが、タスク照明の点灯率が増えることはなく、机上面周り・執務空間全体の明るさが極端に下がることもなかった。
執務者はアンビエント照明の個別制御の意義として、着席状況や屋外の明るさに応じて任意に点灯/消灯できることがあることを理解しつつも、勤務時間中にアンビエント照明を消灯することはほとんどなかった。周囲の照明環境への影響を懸念し、あるいは、複数名で同一のアンビエント照明を点灯/消灯する場合に、一部の執務者が離席あるいは点灯不要と判断しても消灯できないことが理由として考えられた。アンビエント照明を個人個人が任意に制御することの周囲への過剰な配慮は不要であることを全居住者が認識することも、個別制御の適切な運用には不可欠である。 |