モチヅキ エツコ
Etsuko MOCHIZUKI
望月 悦子 所属 千葉工業大学 創造工学部 建築学科 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 千葉工業大学 創造工学研究科 建築学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 東日本大震災に伴うオフィスの節電照明環境の実態その1(2011年の節電対策がオフィス照明環境に与えた影響) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本建築学会環境系論文集 |
出版社・発行元 | 一般社団法人日本建築学会 |
巻・号・頁 | 78(683),9-16頁 |
著者・共著者 | 吉澤望, 岩田利枝, 宗方淳, 平手小太郎, 明石行生 |
概要 | 東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故に端を発する電力供給不足がもたらしたオフィス照明環境への影響、変化の実態を把握し、今後の新しい照明計画の指針を検討する際の基礎資料を残すことを目的として、照明の節電対策の実施状況ならびに執務室の光環境評価、節電に対する意識について全国のオフィスビルを対象にアンケートを行った。
回答を得られた61件では、節電対策前は750~1000 lxに机上面照度を設定しているオフィスが多く、節電対策実施後は300~500 lxに設定していたと推定されるオフィスが多かった。2011年夏季に取り組んだ照明の節電対策としては、照明の点消灯スケジュール管理と間引き点灯が多かった。新規設備を導入するのではなく、既存の設備の運用方法改善により、緊急に取り組める節電対策が中心に行われていた。 間引き点灯の実施有無による執務者の光環境評価の有意な違いはなく、執務空間全体の光環境に対する満足度に対し、50-60代では20-40代よりも執務空間全体の明るさ感や天井照明のまぶしさが強く影響していることがわかった。 |