ムラカミ カズヒト   MURAKAMI Kazuhito
  村上 和仁
   所属   千葉工業大学  先進工学部 生命科学科
   千葉工業大学  工学研究科 工学専攻
   千葉工業大学  先進工学研究科 生命科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/05
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 谷津干潟における水圏生物相と生態系構造の遷移
執筆形態 共著
掲載誌名 用水と廃水
出版社・発行元 産業用水調査会
巻・号・頁 55(5),39-44頁
著者・共著者 村上和仁、小浜暁子、五明美智男
概要 谷津干潟において,アオサは2005年以降は越冬しながら干潟全体を占拠し,生態系構造の一次生産者としてのニッチを獲得している。これは,泥質の砂質化と水質の海水化によるところが大きいと考えられる。また,同じく一次生産者である植物プランクトンの多様性は1995年以降は大きく変化していなかった。一次生産者としての役割を担う生物が二分していることから,それを起点とする食物連鎖も二分され,谷津干潟における最高次捕食者である鳥類も,シギ・チドリからヒドリガモへと種の変遷が生じている。谷津干潟はラムサール条約登録湿地であることを鑑みれば,谷津干潟そのものの存在意義が危うくなり,さらには生態系サービスの低下も危惧される。