ムラカミ カズヒト
MURAKAMI Kazuhito
村上 和仁 所属 千葉工業大学 先進工学部 生命科学科 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 千葉工業大学 先進工学研究科 生命科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大型水生動植物生態系モデルによる界面活性剤の生態環境リスク影響評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本水処理生物学会誌 |
出版社・発行元 | 日本水処理生物学会 |
巻・号・頁 | 49(1),21-30頁 |
著者・共著者 | 呂 志江、賀数邦彦、杉浦則夫、稲森隆平、徐 開欽、村上和仁、稲森悠平 |
概要 | 沈水植物・水生動物からなる水圏モデル生態系を用いた汎用化可能な生産(production: P)/呼吸(respiration: R)比等を評価指標とした水圏の生態系リスク評価手法を開発し、化学物質の影響評価ツールを確立するため、実験的検証を行った。P/R比、DOの濃度と生物個体数より、AEのNOEC(最大無影響濃度)は2 mg/Lと評価された。これより、フラスコスケールのマイクロコズムと大型水生動植物生態系モデルのNOECは一致することが示された。AEの添加濃度3 mg/Lと5 mg/Lでは, P/R 比は0.54と0.38であったが、添加7日後にはP/R比1まで回復した。このことから、この濃度以上ならば生態系に影響を与えることが推察された。また、AEは系内で生分解された。化学物質の影響評価において大型水生動植物生態系モデルは有効なツールとなる可能性が示唆された。 |