ムラカミ カズヒト
MURAKAMI Kazuhito
村上 和仁 所属 千葉工業大学 先進工学部 生命科学科 千葉工業大学 工学研究科 工学専攻 千葉工業大学 先進工学研究科 生命科学専攻 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | マイクロコズムにおける捕食者導入によるバイオマニピュレーションの生態系影響評価 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 環境情報科学学術研究論文集 |
出版社・発行元 | 環境情報科学センター |
巻・号・頁 | 26,357-362頁 |
著者・共著者 | 林 秀明、村上和仁 |
概要 | 生態工学を活用した環境修復手法の一つとして、バイオマニピュレーションが近年注目されているが,生物利用に伴う外来種による生態系の侵略,既存の生態系の崩壊といった生態学の分野では旧来から議論されてきた問題が伴う。本研究では高い再現性と系の安定性が特徴であるマイクロコズムを用いて、水圏生態系におけるリスク評価を個体数変動とP/R比をパラメータとして,食物連鎖上位種の導入がマイクロコズム生態系に及ぼす影響を解析した。その結果,最上位捕食者である微小後生動物貧毛類Aeolosoma hemprichi を導入した場合に生態機能を維持したまま植物プランクトンを減少させることが確認された。このことからバイオマニピュレーションには最上位捕食者の導入によるトップダウン制御が有効であると示唆された。 |