オチ トシユキ
Toshiyuki Ochi
越智 敏之 所属 千葉工業大学 創造工学部 教育センター(創造工学部) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | キャリバンをおいしく食べる方法 ――『テンペスト』におけるタラのメタファー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 英米文化 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 英米文化学会 |
巻・号・頁 | (第41号),51-63頁 |
概要 | シェイクスピアの時代、タラの干物は日持ちがいいため、戦略物資として重要な働きをしていた。そして新大陸が新たなタラ漁場として注目を集めるようになっていた。イングランドはその新大陸のタラ漁場で支配力を拡大しつつあり、宗教的な理由から年の半分魚を食べなければならない地中海の旧教諸国や、黒人奴隷の食料としてタラの干物が重用されていたカリブ海のフランス植民地に、タラの干物を卸していた。この論文では、『テンペスト』の比喩構造のなかで、そうしたタラの干物がどのように扱われているかを解説している。 |