モトヤス ゲンジロウ   Genjiro Motoyasu
  本保 元次郎
   所属   千葉工業大学  工学部 先端材料工学科
   千葉工業大学  工学研究科 工学専攻
   千葉工業大学  工学研究科 先端材料工学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/08
形態種別 学術雑誌
標題 OCCプロセスにより作製した純アルミニウム鋳造線の組織と結晶方位に及ぼす鋳造速度の影響
執筆形態 共著
掲載誌名 軽金属
掲載区分国内
出版社・発行元 軽金属学会
巻・号・頁 66(8)
著者・共著者 新藤英毅,澤谷拓馬,田村洋介
概要 加熱鋳型式連続鋳造法OCCプロセスを用いて,鋳造速度を0.33mm/sから5.0 mm/sまで変化させて直径6mmの一方向に凝固させた99.9%アルミニウム鋳造線を作製した.そして,得られたアルミニウム鋳造線の組織や結晶方位に及ぼす鋳造速度の影響についてEBSD法などを用いて検討した.その結果,鋳造方向に平行に伸びた結晶は,アルミニウムの優先成長方向である[001]方位に向くことが明らかとなった.そして鋳造速度が0.33mm/sと遅い場合に得られた一方向凝固組織線は,小傾角の亜粒界を有する単結晶に近いような組織であった.この場合,亜粒界の局所方位差は,主に1度付近に分布していた.鋳造速度が速くなると,幾つかの粒界の局所方位差が15度を超える角度となった.鋳造速度が0.83〜5.0 mm/sでは,鋳造線は小傾角粒界と大傾角粒界を含んだ一方向凝固組織となった.