ニイダ スマル
Sumaru Niida
新井田 統 所属 千葉工業大学 情報変革科学部 認知情報科学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/07/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 個人差と要因間関係を考慮した映像品質の主観評価モデルの検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 電子情報通信学会 和文論文誌B |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 電子情報通信学会 |
巻・号・頁 | J106-B(7),424-437頁 |
担当区分 | 最終著者 |
著者・共著者 | 塚常健太,新井田統 |
概要 | 通信品質研究の焦点がQuality of ServiceからQuality of Experienceへと移行し,共創品質の概念も提唱されている現在,品質評価における個人差や,評価に影響するユーザの人的要因にも注目する必要性が高まっている.そこで本研究では,映像サービスを念頭に置いた主観評価実験を実施し,マルチレベル構造方程式モデリングを利用して,ユーザ間の個人差を多角的に反映した品質満足度のモデル化を行った.級内相関係数からは,満足度の値の変動のうち2割程度がユーザ間の個人差に起因し,8割程度がシステム要因(実験条件の変化)に起因することが示された.また,マルチレベル構造方程式モデリングの複数のモデルの適合度を比較した結果,ランダム切片に加えランダム傾きを考慮したモデルが採択され,品質の満足度に対する実験条件の影響の大きさにも個人差があることが示された.更に,ユーザ自身の人的要因として,画質または速度への選好も満足度に影響することが示された.一方,システム要因の頑健な影響から,Quality of Serviceの重要性も改めて確認された. |
DOI | 10.14923/transcomj.2022JBP3033 |
ISSN | /1881-0209 |