フジタ シゲル   Shigeru Fujita
  藤田 茂
   所属   千葉工業大学  情報変革科学部 認知情報科学科
   千葉工業大学  情報科学研究科 情報科学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1995/09/20
形態種別 論文その他
標題 エージェントモデルを用いた避難シミュレータの試作
執筆形態 共著
掲載誌名 全国大会講演論文集
掲載区分国内
巻・号・頁 51,157-158頁
著者・共著者 床原 勝,藤田 茂,菅原 研次
概要 災害時に起こり得る様々な現象に対し,効果的な避難計画を策定するためには,人間の避難行動をできる限り正確に推定し,把握することが必要になる.従来,これらの避難シミュレータは統計的手法を用いて行われてきた.しかしながら,人間は何らかの意志を持つ自律的主体であり,人間個々の行動はそれまでの経験知識や情報処理能力に基づき決定される.また,災害時には他の人間との間で様々な相互作用が起こることが十分考えられる.これらの現象は避難計画を策定する上で非常に重要な要因となる.しかしながら,従来の統計的なアプローチではマクロな特性の解析が行えるもののこれらのミクロな現象を表現することはできない.このような問題を解決するために,本研究では人間をエージェントとみなすことで自律的動作を実現する.また,変化する環境の中で集団としての人間行動を観察することのできる避難シミュレータを作成することを目的とする.本稿では,そのエージェントモデルを提案し,その例について述べる.
PermalinkURL http://id.nii.ac.jp/1001/00128705/